「地球号の危機ニュースレター」533号(2024年11月号)を発行しました。

2月11日(木)「はての島のまつりごと」上映会

映画『はての島のまつりごと』

沖縄の離島、与那国島。独特な環境で育まれた独自の文化が色濃く残り、神の存在を近くに感じることができる島。穏やかな時間が流れていたこの島に、突如浮上した自衛隊基地誘致。人口約1500人の島に150人規模の沿岸監視部隊とレーダー基地を配備するという話になった。

島の人々の意見は賛成と反対、二つに分かれる。自衛隊がくれば人が増えて島の経済も活性化する。災害の時には助けてくれる。中国の脅威におびえなくて済む、と賛成派。かたや反対派は、平和な島に基地はいらないと訴える。自然が損なわれ、島のイメージが変わって観光客も来なくなる。台湾との交流にもひびが入る。中国をさらに刺激することになる。
今まで付き合いのあった隣人とも疎遠になり、自衛隊の話題になれば喧嘩になる地域の分断、家族の分断・・・しがらみの強さのため思ったことも口にできない。小さな島ならではの問題が浮き彫りになっている。

映画は、自衛隊基地問題で揺れる中、時に激しく時にゆるやかに流れる島の時間を淡々と紡いでいく。夏には、島の若者たちがエイサーで先祖を迎え、空きには、一五夜の満月の下での演奏会。冬には、島の行く末を神と共に話し合ってきた祈願の儀式“マチリ”など。神や先祖、自然を敬う島人たちの風物詩とともに、2011年の自衛隊配備住民説明会から始まり、2013年夏に行われた町長選挙など、基地問題に翻弄される島の様子を3年間にわたり見つめ続けた長編ドキュメンタリーである。

監督・撮影・編集:土井鮎太/2014年/145分

参考 映画「はての島のまつりごと」公式サイト「はての島のまつりごと」製作委員会

イベントの開催概要

 日 時  2016年2月11日(木) 13:30〜16:00(開場13:00)※上映後トークあり

会 場  大竹財団会議室(東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル11階)

交 通  JR東京駅八重洲中央口徒歩4分(八重洲地下街24番出口すぐ)
       東京メトロ京橋駅7出口徒歩3分
       東京メトロ日本橋駅B3出口徒歩4分

ゲスト  土井鮎太さん(「はての島のまつりごと」監督)

参加費  一般=500円/ 学生、大竹財団会員=無料

対 象  一般(どなたでも参加可能です)

定 員  30名(要予約)

主 催  一般財団法人大竹財団


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