「地球号の危機ニュースレター」526号(2024年4月号)を発行しました。

12月17日(木)「ミッドナイトトラベラー」上映会

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Photo credit : Hassan Fazili

『ミッドナイトトラベラー』

4人家族、5600km、3台のスマートフォン

2015年、映像作家のハッサン・ファジリはタリバンから死刑宣告を受ける。自身が制作したアフガニスタンの平和に関するドキュメンタリーが国営放送で放送されると、タリバンはその内容に憤慨し、出演した男性を殺害。監督したハッサンにも危険が迫っていた。彼は、家族を守るため、アフガニスタンからヨーロッパまで 5600kmの旅に、妻と2人の娘たちと出発することを決意する。そしてその旅を3台のスマートフォンで記録した。妻も元々映画制作に関わっていたし、娘たちには映像教育を行っていた。

故郷を追われて難民となることとは?

ハッサンと家族は、スマートフォンを手に、タジキスタン、トルコ、ブルガリアを経て、安全な場所を求めて命がけの旅を敢行する。砂漠や平野、山を越え、荒野をさまよい辿りついた先で、難民保護を受けられずに苦労することも。ヨーロッパへの脱出は、想像以上に困難を極めていた。人としての尊厳を傷つけられるような境遇を経験しながらも、一家は旅の記録を続けてい く。撮影することが、まだ生きているということを確認することのように…。『ミッドナイト・トラベラー』は、故郷を追われて難民となるとはどういうことか、その現実が観る者に容赦なく迫ってくるドキュメンタリーだ。

監督:ハッサン・ファジリ/プロデューサー:エミリー・マーダヴィアン、スー・キム/脚本・編集:エミリー・マーダヴィアン/日本配給:ユナイテッドピープル/アメリカ・カタール・カナダ・イギリス/2019年/87分

参考 『ミッドナイトトラベラー』cinemo


【新型コロナウイルス感染防止対策とお願い】

  • 会場内が密閉空間にならないよう常時換気を徹底しておこないます。
  • 参加者同士の間隔をあけるため、通常よりも座席数を半分以下に減らします。
  • 発熱や咳など、体調不良の方は参加をご遠慮くださいますようお願いいたします。
  • 入場の際、アルコール消毒液による手指の消毒にご協力をお願いいたします。
  • 会場内ではマスク着用をお願いいたします。
  • 状況により開催中止となる場合もございます。大竹財団ホームページをご確認ください。

イベントの開催概要

 日 時  2020年 12月17日(木) 19:00〜20:30(開場18:30)

会 場  大竹財団会議室(東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル11階)

交 通  JR東京駅八重洲中央口徒歩4分(八重洲地下街24番出口すぐ)
       東京メトロ京橋駅7出口徒歩3分
       東京メトロ日本橋駅B3出口徒歩4分

参加費  一般=500円/ 学生、大竹財団会員=無料

対 象  一般(どなたでも参加可能です)

定 員  15名(要予約)

主 催  一般財団法人大竹財団

チラシ  20201217flyer

 


Photo credit : Hassan Fazili

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Photo credit : Hassan Fazili