講演「TPPで私たちの暮らしはどうなるか <遺伝子組み換え食品編> 〜 農産物輸入自由化で日本に来襲するモンスター食品の脅威」
日本政府は、米国議会の手続きを経た7月23日午後からTPP(環太平洋パートナーシップ協定)への交渉に参加する見通しです。日本の立場を主張し、後発国でも強い交渉力で対応すると安倍首相は言っていますが、これまでほとんど米国の言いなりで対米従属外交を展開してきた日本が今回だけ強い交渉力を発揮するなどという話には、大いに疑問が残ります。これまでの行われてきたTPPの交渉現場にいる人たちの8割は大企業、その半数はアメリカ企業と言われています。特定国の大企業と各国政府が商談のように秘密裏に交渉が行われているのです。
TPPでは食品の安全基準も話し合われ、基準が外国のルールに従わざるをえなくなった場合、残留農薬や添加物の規制基準が下げられたり、遺伝子組み換え食品の表示がなくなる可能性が強いと考えられています。もし食品表示がなくなったとき、私たち消費者は安心安全な食料を求めたいと思っても、選択する自由すら奪われることになってしまいます。
遺伝子組み換え食品が堂々と食卓に入ってきたとき、私たちの暮らしはどうなってしまうのか。日本のTPP参加交渉を目前にした今、私たち消費者のこれからの対応について、船瀬さんと一緒に考えていきたいと思います。
イベントの開催概要
日 時 2013年 7月20日(土) 14:00〜16:00(開場13:30)
会 場 大竹財団会議室(東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル11階)
交 通 JR東京駅八重洲中央口徒歩4分(八重洲地下街24番出口すぐ)
東京メトロ京橋駅7出口徒歩3分
東京メトロ日本橋駅B3出口徒歩4分
講 師 船瀬俊介さん(消費・環境問題評論家)
参加費 一般=500円/ 学生、大竹財団会員=無料
対 象 一般(どなたでも参加可能です)
定 員 30名(予約優先)
主 催 一般財団法人大竹財団