「地球号の危機ニュースレター」526号(2024年4月号)を発行しました。

10月1日(水) 講演「なぜ路上生活やネットカフェ生活から抜け出せないのか」

講演「なぜ路上生活やネットカフェ生活から抜け出せないのか 〜東京を修繕しよう! つくろい東京ファンドの挑戦」

「行政がホームレス対策を進めているはずなのに、なぜまだ路上生活をしている人がたくさんいるのか?」「ネットカフェなどで暮らすワーキングプアはなぜそこから抜け出せないのか?」

 生活保護を受ける人から生活保護費の大半を支払わせて相部屋の施設に押し込む「貧困ビジネス」が問題となり、「生活保護を受けたいが個室で住める所がない」という相談が増えた。しかし都内には生活困窮者を受け入れる施設が100近くあっても、個室の施設は少なく、相部屋生活になじめずに路上に戻ってしまうケースが目につくようになった。

 きちんとした居住環境を提供することが支援の第一歩につながる。安心して過ごせる一時的な受け入れ施設として、すぐに入居できる個室シェルターをつくろう。稲葉さんたちは【つくろい東京ファンド】を立ち上げ、第一弾企画は、都内にあるビルを改装し、住まいのない生活困窮者のための個室シェルタープロジェクトがはじまった。住まいのない人たちが抱える様々な問題と支援のあり方、シェルターの準備から現在の状況、そして今後の展開についてお話をお聞きします。

稲葉剛さんプロフィール
1969年広島市生まれ。被爆2世。つくろい東京ファンド代表理事。自立生活サポートセンター・もやい理事。大学在学中から平和運動、外国人労働者支援活動に関わり、1994年より東京・新宿を中心に路上生活者支援活動に取り組む。2001年、路上生活者を支援する「自立生活サポートセンター・もやい」を湯浅誠氏らと設立し、理事長として生活困窮者の相談・支援活動にあたる。今年7月、もやいの理事長を退任し、前後して新団体「つくろい東京ファンド」を設立した。著書に『生活保護から考える』(岩波書店)、『ハウジングプア』(山吹書店)等。

参考 つくろい東京ファンド

イベントの開催概要

 日 時  2014年 10月1日(水) 19:00〜21:00(開場18:30)

会 場  大竹財団会議室(東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル11階)

交 通  JR東京駅八重洲中央口徒歩4分(八重洲地下街24番出口すぐ)
       東京メトロ京橋駅7出口徒歩3分
       東京メトロ日本橋駅B3出口徒歩4分

講 師  稲葉剛さん(一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事)

参加費  一般=500円/ 学生、大竹財団会員=無料

対 象  一般(どなたでも参加可能です)

定 員  30名(予約優先)

主 催  一般財団法人大竹財団


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