「地球号の危機ニュースレター」532号(2024年10月号)を発行しました。

能登地震:ボランティア初動の課題

テレビで映像が何度も流れた被害が大きかった場所。何とか車が通れるまで復旧されていた © 岡部一明

テレビで映像が何度も流れた被害が大きかった場所。何とか車が通れるまで復旧されていた © 岡部一明

志賀町に向かうが…

 繰り返すが、私のような者は「公共交通機関で行ける所」と、そこから歩いて行ける範囲までだ。羽咋市から、最大震度7を記録した志賀町までは直線距離約7キロ。歩いて行けるのでは、と思って行ったが、無理だった。町境まで行って引き返してきた。老人が無理して行き倒れれば、それこそ医療・救急サービスへの余分な負荷になる。

 ただし、下記の通り、アクセス路はかなり空いており、自転車でも行けるし、車でもこの付近であれば問題なさそうであることは確認できた。

国道249号線の志賀町境。羽咋市側から。志賀町(しかまち)の中心・高浜町(たかはまちょう)にはまだ4キロ程度ある。半島西岸部を進む249号線は、奥能登では通行に困難があるが、この辺は普通に進んでいる © 岡部一明
国道249号線の志賀町境。羽咋市側から。志賀町(しかまち)の中心・高浜町(たかはまちょう)にはまだ4キロ程度ある。半島西岸部を進む249号線は、奥能登では通行に困難があるが、この辺は普通に進んでいる © 岡部一明
志賀町方向。中心の高浜町は半島の付け根(写真右端)。多数の風車が見えて、その半島の先端付近に志賀原発も見える。(福井県大飯郡高浜町(たかはまちょう)にあるのが高浜原発で、石川県羽咋郡志賀町(しかまち)の高浜町(たかはまちょう)の近くにあるのは志賀原発なので混同なきよう。「町」の読み方も地方によって異なる)© 岡部一明
志賀町方向。中心の高浜町は半島の付け根(写真右端)。多数の風車が見えて、その半島の先端付近に志賀原発も見える。(福井県大飯郡高浜町(たかはまちょう)にあるのが高浜原発で、石川県羽咋郡志賀町(しかまち)の高浜町(たかはまちょう)の近くにあるのは志賀原発なので混同なきよう。「町」の読み方も地方によって異なる)© 岡部一明
国道249号と並行する旧道はほとんど交通がなかった。前方に妙成寺の五重塔が見える © 岡部一明
国道249号と並行する旧道はほとんど交通がなかった。前方に妙成寺の五重塔が見える © 岡部一明
羽咋市域のはずれに名刹、妙成寺がある。重要文化財で日本海側随一の五重塔もある。拝観料でまた経済にカネを落とせるか、と思ったが、休所していた。大きな損傷はなかったが、境内全体に目がまわらないので安全のため拝観を休止しているとのこと © 岡部一明
羽咋市域のはずれに名刹、妙成寺がある。重要文化財で日本海側随一の五重塔もある。拝観料でまた経済にカネを落とせるか、と思ったが、休所していた。大きな損傷はなかったが、境内全体に目がまわらないので安全のため拝観を休止しているとのこと © 岡部一明
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