「地球号の危機ニュースレター」526号(2024年4月号)を発行しました。

7月27日(木)「医す者として 〜映像と証言で綴る農村医療の戦後史」上映会

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Photo credit : group gendai

映画『医す者として 〜映像と証言で綴る農村医療の戦後史』

 戦後間もなくから農村地域の高度専門医療と地域密着医療を展開してきた、長野県佐久市の佐久総合病院のドキュメンタリー。1950年代から30数年にわたり同病院の映画部が記録してきた出張医療、手術、患者会、啓蒙演劇、病院まつりなどの貴重な映像とともに描く。

 戦後5か月前、信州、千曲川沿いにある小さな病院に青年医師・若月俊一(1910-2006)が赴任したことから、この物語は始まる。周辺の農山村への「出張診療」、「全村健康管理」(今でいう健康診断を軸にした健康予防管理活動)を全国に先駆けて行ってきた。また、健康に対する啓蒙活動の一環として取り組んだ「演劇」や「病院まつり」は地域づくりにつながっていく。

 昭和の高度経済成長以降の農村地域の過疎・高齢化には、いちはやく対応し、医療と福祉の垣根を越えた活動を展開し、住民のニーズにこたえる=「二足のわらじ」(高度専門医療と地域密着医療)を履き展開してきた佐久総合病院。その実践につらぬかれた志は、いまも多くの人々の心をひきつけている。しかし今、そうした活動を続けてきた佐久総合病院は再構築の時代を迎えている。はたして若月俊一が築いた農村医療の歴史は引き継がれていくのだろうか?

監督:鈴木正義/制作:若月健一、小泉修吉/語り:山崎樹範/助成:文化芸術振興費補助金/協力:佐久総合病院 長野県厚生農業協同組合連合会 公益財団法人 トヨタ財団/共同制作:佐久総合病院映画部、農村医療の映像記録保存会/企画制作:グループ現代/2011年/108分

参考 グループ現代

イベントの開催概要

 日 時  2017年7月27日(木) 19:00〜20:50(開場18:30)

会 場  大竹財団会議室(東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル11階)

交 通  JR東京駅八重洲中央口徒歩4分(八重洲地下街24番出口すぐ)
       東京メトロ京橋駅7出口徒歩3分
       東京メトロ日本橋駅B3出口徒歩4分

参加費  一般=500円/ 学生、大竹財団会員=無料

対 象  一般(どなたでも参加可能です)

定 員  30名(要予約)

主 催  一般財団法人大竹財団


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