「地球号の危機ニュースレター」526号(2024年4月号)を発行しました。

1月30日(木)「お百姓さんになりたい」上映会

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Photo credit : きろくびと

映画『お百姓さんになりたい』

農薬や除草剤や肥料を使わない自然栽培を行う農園にカメラを向けたドキュメンタリー。自分の思い通りにならない自然の厳しさ、失敗と試行錯誤を繰り返しながら謙虚に自然から学ぼうとする農園の営みを丁寧に描き、効率重視の現代社会に「農」の価値を問いかける。


「生きるために食べ物をつくる」いちばんシンプルな仕事

自然の声に耳を傾けながら、いのちをつなぐ。明石農園の春・夏・秋・冬。

2.8ヘクタールの畑で60種類もの野菜を育てている、埼玉県三芳町の明石農園。明石誠一さんは28歳の時に東京から移り住み、新規就農した。有機農法からスタートし、10年前からは農薬や除草剤、さらに肥料さえも使わない「自然栽培」に取り組んでいる。ここでは、野菜同士が互いを育てる肥やしになり、雑草は3年を経て有機物に富んだ堆肥になる。収穫後は、種を自家採種していのちをつなぐ。春夏秋冬、地道な農の営みは、お百姓さんになりたい人への実践的ガイドとなり、”自分の口に入るもの”に関心を持つ人に、心豊かに暮らすためのヒントを提示する。

不揃いでもいい。失敗してもいい。みんな、ここにいていいんだ。

明石農園には、パティシエやカメラマンなど、さまざまな経歴を持つ人たちが研修生としてやってきて、農家として独立する人も出てきた。ノウフク(農業福祉連携)にも取り組み、障がいを持つ人たちも得意分野を生かし、それぞれのペースで働いている。「都会の子に土に触れてほしい」と、農業体験イベントも開催する。20代でも60代でも、障がいがあってもなくても、虫も植物も、土の上ではみんな同じいのち。土がつなぐ「いのちの営み」に、なぜ引き寄せられるのか。競争社会から共生社会へとシフトする、新しい幸せの物差しが「農」にある。

監督・撮影・編集:原村政樹/語り:小林綾子/音楽:鈴木光男/後援:埼玉県三芳町、農福連携自然栽培パーティー全国協議会、木更津社会館保育園/配給:きろくびと/2019年/日本/104分

参考 映画『お百姓さんになりたい』きろくびと

イベントの開催概要

 日 時  2020年 1月30日(木) 19:00〜20:50(開場18:30)

会 場  大竹財団会議室(東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル11階)

交 通  JR東京駅八重洲中央口徒歩4分(八重洲地下街24番出口すぐ)
       東京メトロ京橋駅7出口徒歩3分
       東京メトロ日本橋駅B3出口徒歩4分

参加費  一般=500円/ 学生、大竹財団会員=無料

対 象  一般(どなたでも参加可能です)

定 員  30名(要予約)

主 催  一般財団法人大竹財団

チラシ  20200130flyer

 


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