講演<田中正造没後100年>鉱毒反対運動を指揮した戦略家、田中正造に学ぶ
公害の原点、足尾銅山鉱毒事件で反対運動の先頭に立った田中正造が亡くなって100年、正造は生涯被害民の側に立って渡良瀬川沿岸の鉱毒問題を訴え続けました。足尾銅山の「鉱業停止」を掲げて政府に迫った正造の思想と行動はいまも多く人々から尊敬の念を集めています。正造はいったいどのように運動を展開して鉱毒問題を一大社会問題化し、政治的課題にまでに高めていったのか。正造の戦略は挫折したとはいえ、他地域の鉱毒・煙害反対運動に大きな影響を与えました。
3・11以降、正造の近代文明批判は甦り、多くの人びとの共感を呼んでいます。歴史上の偉人としてではなく、現在の原発や米軍基地問題、TPP、 秘密保護法などに反対する市民運動と照らし合わせながら、運動を指揮した戦略家として、田中正造に焦点をあててみたいと思います。
イベントの開催概要
日 時 2014年 1月30日(木) 18:45〜21:00(開場18:15)
会 場 大竹財団会議室(東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル11階)
交 通 JR東京駅八重洲中央口徒歩4分(八重洲地下街24番出口すぐ)
東京メトロ京橋駅7出口徒歩3分
東京メトロ日本橋駅B3出口徒歩4分
講 師 菅井益郎さん(國學院大學経済学部教授)
参加費 一般=500円/学生、大竹財団会員=無料
対 象 一般(どなたでも参加可能です)
定 員 30名(予約優先)
主 催 一般財団法人大竹財団