「地球号の危機ニュースレター」526号(2024年4月号)を発行しました。

5月16日(火)「牛久」上映会

牛久

Photo credit : © Thomas Ash 2021

牛久

知られざる不都合な真実
入管収容所における人権侵害の実態

在留資格のない人、更新が認められず国外退去を命じられた外国人を“不法滞在者”として強制的に収容している施設が全国に17カ所ある。その一つが茨城県牛久市にある“東日本入国管理センター”、いわゆる『牛久』だ。この施設内には、紛争などにより出身国に帰れず、難民申請をしている人も多くいる。しかし、彼らの声を施設の外に届ける機会はほとんどない。

本作は、厳しい規制を切り抜け、当事者達の了解を得て、撮影されたものである。トーマス・アッシュ監督は“隠し撮り”という手法で、面会室で訴える彼らの証言を、記録し続けた。命を守るために祖国を後にした者、家族への思いを馳せる者…。「帰れない」現実を抱えた一人一人の実像。

「まるで刑務所のよう」「これが『おもてなし』かよ」、口々に驚きの実情を面会室のアクリル板越しに訴える9人の肉声。長期の強制収容や非人間的な扱いで、精神や肉体を蝕まれ、日本という国への信頼や希望を失ってゆく多くの人々。論議を呼ぶ“隠し撮り”で撮影された本映画だが、ここに記録された証言と現実は、果たして無視できるものだろうか。

監督・撮影・編集:トーマス・アッシュ/配給:太秦/2021年/87分/© Thomas Ash 2021

参考 映画『牛久』公式サイト


【新型コロナウイルス感染防止対策とお願い】

  • 会場内が密閉空間にならないよう常時換気を徹底しておこないます。
  • 参加者同士の間隔をあけるため、通常よりも座席数を減らします。
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  • 入場の際、アルコール消毒液による手指の消毒にご協力をお願いいたします。
  • 会場内ではマスク着用をお願いいたします(上映中はマスクを外していただいてもけっこうです)。
  • 状況により開催中止となる場合もございます。大竹財団ホームページをご確認ください。

イベントの開催概要

 日 時 2023 516(火)
19:00〜20:30(開場18:30)
会 場 大竹財団会議室
東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル11階
八重洲地下街24番出口・右階段すぐ
交 通 JR東日本 東京駅 八重洲中央口徒歩4分
京橋駅 銀座線京橋駅 G10 7出口徒歩3分
日本橋駅 東西線日本橋駅 T10銀座線日本橋駅 G11 B3出口徒歩4分
参加費 一般=500円
学生=無料
対 象 一般(どなたでも参加可能です)
定 員 22名 要予約
主 催 一般財団法人大竹財団
チラシ 20230516flyer


牛久

Photo credit : © Thomas Ash 2021

牛久

Photo credit : © Thomas Ash 2021