「地球号の危機ニュースレター」526号(2024年4月号)を発行しました。

11月30日(土) 講演「1号機の全交流電源喪失はいつどのようにして起き、 水素爆発はどこでどのようにして起こったか」

Photo credit : Cryptome

講演「1号機の全交流電源喪失はいつどのようにして起き、 水素爆発はどこでどのようにして起こったか」

 東電が撮影した津波襲来時の多数の写真を詳細に分析すると、福島第一原発1号機は津波襲来数分前にすでに全交流電源喪失(SBO)に陥っていた可能性が高いことがわかります。もしそうなら、1号機のSBOの原因は津波ではない。それとは別の原因を考えねばなりません。

 また1号機は原子炉建屋5階で水素爆発が起きたとされています。しかしこの“5階水素爆発説”では、同4階内部の激しい損壊状況をうまく説明できません。1号機の水素爆発は5階ではなく、間違いなく“最初に”4階で起きています。そしてこのことは、4階に設置されている非常用復水器(IC)の配管の一部が、長く激しい地震の揺れで破損した可能性が高いことを意味しています。

 こうした可能性に正面から目を向けない原子力規制委員会「事故分析検討会」のおざなりな事故検証や、東電による1号機原子炉建屋事故調査妨害についても取り上げます。

イベントの開催概要

 日 時  2013年 11月30日(土) 14:00〜16:30(開場13:00)

会 場  東京八重洲ホール201会議室(東京都中央区日本橋3-4-13)

交 通  JR東京駅八重洲中央口徒歩4分(八重洲地下街22番出口すぐ)
       東京メトロ日本橋駅B3出口徒歩3分

講 師  田中三彦さん(サイエンスライター、元国会事故調委員)

参加費  一般=500円/学生、大竹財団会員=無料

対 象  一般(どなたでも参加可能です)

定 員  30名(予約優先)

主 催  一般財団法人大竹財団


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