それでも私は Though I’m His Daughter
「父の名は、松本智津夫。」
“麻原彰晃の娘”として生きることを強いられた彼女の41年
娘なことは、罪ですか?
1995年3月、日本を震撼させた地下鉄サリン事件。その首謀者の娘として生まれた松本麗華(まつもと・りか)は父親が逮捕された当時12歳。以来、どこに行っても父の名、事件の記憶、そして「お前はどう償うのか?」という問いがつきまとってきた。
「虫も殺すな」と説いたはずの教団の信徒たちが起こした数々の凶行に衝撃を受け、父親が裁判途中で言動に異常を来したために、彼がそれら犯罪を命じたこともまだ受け入れ切れない。死刑の前に治療して事実を話させて欲しいとの彼女の願いに識者らも賛同し、真相を求め続けるが、間もなく突然の死刑執行。麗華は社会が父親の死を望んだと感じ、極度の悲しみと絶望のうちに生きることになる。それでも人並みの生活を営もうとするが、定職に就くことや銀行口座を作ることさえ拒まれる。国は麗華に対して教団の「幹部認定」をいまだに取り消さず、裁判所に不当を訴えても棄却されてしまう―。
参考 映画『それでも私は Though I’m His Daughter』公式ホームページ
イベントの開催概要
| 日 時 | 2026年 6月 9日(火) 19:00〜21:00(開場18:30) |
| 会 場 | 大竹財団会議室 東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル11階 八重洲地下街24番出口・右階段すぐ |
| 交 通 | 京橋駅 日本橋駅 |
| 参加費 | 一般=500円 学生=無料 |
| 対 象 | 一般(どなたでも参加可能です) |
| 定 員 | 24名 要予約 |
| 主 催 | 一般財団法人大竹財団 |

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上映会後の感想
《映画の感想》
日本の社会は、ひとりのうら若き女性に理不尽な大きな荷物を背負わせていると、怒りと憤りを感じました。結局たいした審理もせず、松本智津夫氏以下、サリン事件を実行した教団幹部を早々に死刑執行したのは、どうしてこんな事件が起きたのかという原因を、永遠に解明できないようにしたということではないでしょうか。教祖の精神を破壊し、その家族をスケープゴートにすることで、なにかを必死に隠蔽しようとする意図を感じます。加害者を殺しても、なんの問題解決にもなりませんし、麗華さんがふつうの暮らしができないのは、あたしたちにも責任の一端があるように思います。
《もっとも印象に残ったシーン》姉とともに父の故郷である八代に行ったときの、なんとも言えない麗華さんに表情。
《映画の感想》
加害者家族の生き辛さは私の想像をはるかに超えていた。インタビューを受ける彼女が慎重に言葉を選びながら話す姿は痛々しかったし、被害者に対してどう思うかを聞かれても、謝らない姿勢を貫く彼女の気持ちは尊重する。私も謝罪する必要があるとは思わない。しかし、何か釈然としない心地が最後まで消えなかった。あの親子にも普通に親子の情があったにもかかわらず、どうしてあんな事件を起こしてしまったのだろう。そこに居た当時12歳だった彼女は、周りの大人の言動をどう感じていたのだろう。私も真実を知りたいと思った。
《映画の感想》
家族や親族、まして幼い子どもになんの責任があろうか。血縁者だからという理由で理不尽にもほどがある。自分の父親だったらと考えれば誰でもわかることではないか。こんな理不尽な仕打ちを受けながら(死にたいとか言いつつも)強く生きている麗華さんをホントに尊敬します。こういうの見てしまうと、国家情報会議やスパイ防止法によって、全体主義的な権力者による人権侵害がさらにひどくならないか、一層心配になります(いまでも国のトップが誹謗中傷動画を作って流しちゃうくらいですし)。
《もっとも印象に残ったシーン》あえてと言いつつ、いま父親をどう思うかと監督が質問するシーン。私もガッカリしました。そういう質問を受けるのは家族として当然と思ってる他のマスコミと結局一緒じゃん。最後のちゃぶ台返しに、あーあ、って感じです。
《映画の感想》
主人公は利発な人で、小さな時は父親から可愛がられて、父親との関係をしっかり築いた方だと思います。後年、父親が犯罪者になっても、小さな時に築いた父娘との関係は揺るが無いのだと感じました。監督は迷いながら撮影を続け、主人公も迷いなが撮られていたのではないでしょうか。二人ともある意味、勇気のある方かもしれません。お二人のおかげ、関盛さんのおかげで、この映画に出会うことができました。どうもありがとうございました。映画の満足度(推奨度)を、☆5ではなく、☆4にしたのは、「作品は、監督の売名行為的な部分があるのではないか」という思いが払拭できなかったからです。
《映画の感想》
この映像は「日本教」とは何かを提示している。人間は「連帯責任」を重んじる特性があり、それは古今東西見られてきた。近代になり、「人権」の法整備はあるものの、日本人は社会で問題点を検証し、受け入れ合うよりも、身内の責任として問題を押し付ける「文化」があるように思えてならない。他人事なのだ。「死刑」に対しても、「仇討ち」は美談にされる傾向が強い。改めて、「人権」に対しての学びが個々でなされ、社会で共有出来るようになった時、「圧」ではなく相互に「愛」が生まれるのだと思う。
《もっとも印象に残ったシーン》映像が進む毎に麗華さんの表情が柔らかくなり、幼くなっていったのが印象に残りました。とても愛らしい表情は、きっと彼女自身の素なんだろうなぁ、と。
《映画の感想》
松本リカさんの味方のひとりになりたい!! なりました!!


