私のはなし 部落のはなし
「部落差別」は、いかにしてはじまったのか――
なぜ私たちは、いまもそれを克服できずにいるのか?
かつて日本には穢多・非人などと呼ばれる賤民が存在した。1871年(明治4年)の「解放令」によって賤民身分が廃止されて以降、かれらが集団的に住んでいた地域は「部落」と呼ばれるようになり、差別構造は残存した。現在、法律や制度のうえで「部落」や「部落民」というものは存在しない。しかし、いまなお少なからぬ日本人が根強い差別意識を抱えている。なぜ、ありえないはずのものが、ありつづけるのか? この差別は、いかにしてはじまったのか? 本作は、その起源と変遷から近年の「鳥取ループ裁判」まで、堆積した差別の歴史と複雑に絡み合ったコンテクストを多彩なアプローチでときほぐし、見えづらい差別の構造を鮮やかに描きだす。
監督は、屠場とそこで働く人々を写した『にくのひと』(2007年)が各地で上映され好評を博すも、劇場公開を断念せざるをえなかった経験を持つ満若勇咲。あれから十数年、プロデューサーに『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川1区』の大島新、音楽に世界を舞台に活動をつづけるMONOを迎え、文字通り〈空前絶後〉のドキュメンタリー映画をつくりあげた。
監督:満若勇咲/プロデューサー:大島新/撮影:辻智彦/編集:前嶌健治/整音:高木創/音楽:MONO/語り・テキスト制作:釆奈菜子/配給:東風/2022年/205分/©『私のはなし 部落のはなし』製作委員会
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イベントの開催概要
前 編 | 2024年 2月13日(火) 19:00〜20:35(開場18:30) |
後 編 | 2024年 2月20日(火) 19:00〜20:55(開場18:30) |
会 場 | 大竹財団会議室 東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル11階 八重洲地下街24番出口・右階段すぐ |
交 通 | 東京駅 八重洲中央口徒歩4分 京橋駅 7出口徒歩3分 日本橋駅 B3出口徒歩4分 |
参加費 | 一般=500円 学生=無料 |
対 象 | 一般(どなたでも参加可能です) |
定 員 | 22名 要予約 |
主 催 | 一般財団法人大竹財団 |
※ 本作は長編映画のため、前編と後編を2日間に分けて上映いたします。
2日間とも参加できる方のみ限定とさせていただきます。