講演『他者と出会う歴史教育はいかにして可能か? 〜歴史教育をめぐる困難・課題と<学び舎>の歴史教科書〜』
重要な語句を太文字にして暗記させる「教えやすい教科書」ではなく、「ページをめくってみたくなる、続きを読みたくなる教科書」をつくりたい。そんな思いを共有する現役教員やOB・OGが集まって結成された「子どもと学ぶ歴史教科書の会(学ぶ会)」によってつくられた中学の歴史教科書が『ともに学ぶ人間の歴史』(学び舎)だ。
「政府の統一的な見解」に基づいた記述や「通説がない」と書くことを強制させられた今回の教科書検定。歴史教科書は政府の立場が色濃く反映されているものになった。そうしたなか「慰安婦」の記述について修正を余儀なくされつつも唯一記載して検定をクリアし、来年度から中学社会の教科書として採用されることなった。
今回の教科書づくりの経緯や現在の歴史教育における困難や課題を含め、歴史を学ぶ意味や意義を執筆者の菅間さんからお話をお聞きします。
参考 2016年度版中学歴史教科書『ともに学ぶ人間の歴史』子どもと学ぶ歴史教科書の会(略称:学ぶ会)
イベントの開催概要
日 時 2015年8月4日(火) 19:00〜21:00(開場18:30)
会 場 大竹財団会議室(東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル11階)
交 通 JR東京駅八重洲中央口徒歩4分(八重洲地下街24番出口すぐ)
東京メトロ京橋駅7出口徒歩3分
東京メトロ日本橋駅B3出口徒歩4分
ゲスト 菅間正道さん(子どもと学ぶ歴史教科書の会、自由の森学園教諭)
参加費 一般=500円/ 学生、大竹財団会員=無料
対 象 一般(どなたでも参加可能です)
定 員 30名(要予約)
主 催 一般財団法人大竹財団