プリズン・サークル
取材許可まで6年、撮影2年——
初めて日本の刑務所にカメラを入れた圧巻のドキュメンタリー
「島根あさひ社会復帰促進センター」は、官民協働の新しい刑務所。警備や職業訓練などを民間が担い、ドアの施錠や食事の搬送は自動化され、ICタグとCCTVカメラが受刑者を監視する。しかし、その真の新しさは、受刑者同士の対話をベースに犯罪の原因を探り、更生を促す「TC(Therapeutic Community=回復共同体)」というプログラムを日本で唯一導入している点にある。なぜ自分は今ここにいるのか、いかにして償うのか? 彼らが向き合うのは、犯した罪だけではない。幼い頃に経験した貧困、いじめ、虐待、差別などの記憶。痛み、悲しみ、恥辱や怒りといった感情。そして、それらを表現する言葉を獲得していく…。
監督は、『ライファーズ 終身刑を超えて』『トークバック 沈黙を破る女たち』など、米国の受刑者を取材し続けてきた坂上香。日本初となる刑務所内の長期撮影には、大きな壁が立ちはだかった。取材許可が降りるまでに要した時間は、実に6年。この塀の中のプログラムに2年間密着したカメラは、窃盗や詐欺、強盗傷人、傷害致死などで服役する4人の若者たちが、新たな価値観や生き方を身につけていく姿を克明に描き出していく。
【新型コロナウイルス感染防止対策とお願い】
- 会場内が密閉空間にならないよう常時換気を徹底しておこないます。
- 参加者同士の間隔をあけるため、通常よりも座席数を半分以下に減らします。
- 発熱や咳など、体調不良の方は参加をご遠慮くださいますようお願いいたします。
- 入場の際、アルコール消毒液による手指の消毒にご協力をお願いいたします。
- 会場内ではマスク着用をお願いいたします。
- 状況により開催中止となる場合もございます。大竹財団ホームページをご確認ください。
イベントの開催概要
日 時 2021年 10月26日(火) 19:00〜21:20(開場18:30)
会 場 大竹財団会議室(東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル11階)
交 通 JR東京駅八重洲中央口徒歩4分(八重洲地下街24番出口すぐ)
東京メトロ京橋駅7出口徒歩3分
東京メトロ日本橋駅B3出口徒歩4分
参加費 一般=500円/ 学生、大竹財団会員=無料
対 象 一般(どなたでも参加可能です)
定 員 15名(要予約)
主 催 一般財団法人大竹財団
チラシ 20211026flyer