原爆スパイ
原爆開発の隠された真実 マンハッタン計画とスパイ
広島と長崎に原爆が投下された1945年から今年で80年。第二次世界大戦下、「マンハッタン計画」において、〈原爆の父〉オッペンハイマー博士の下、原子爆弾の研究・開発に最年少の18歳で参加した天才物理学者テッド・ホール。彼は開発に関わる国家機密をソ連へと密かに流していた─。米ソ間で競うように開発され、広島・長崎へと投下された原子爆弾。そして戦後激化していく軍拡競争と冷戦構造…。一人の物理学者の大胆な行動が世界をどう変えたのか? 「原爆スパイ」の驚くべき人生と、核開発をめぐる大国の思惑を克明に描く衝撃のドキュメンタリー。
18歳のスパイが懸念したこと─
彼は「裁かれるべき」だったのか?
当時計画に携わった物理学者の多くが、その強大な力を前に米国による原爆の独占を危険視し、ソ連と情報を共有すべきだと考えていた。共産主義に傾倒し、ソ連へ機密を流し続けたテッド。核戦力の均衡をもたらした一方で、ソ連に禁断の兵器を握らせたとも言える彼の行動は、「正しかった」のか? 1997年、その驚くべき人生が知れ渡ると同時に米国で一大論争を巻き起こしたテッド・ホール。同様の容疑で死刑判決が下ったジュリアス・ローゼンバーグ夫妻との違いを生んだのは何だったのか? そして後年、動機を「思いやり」だったと語るテッドが、現代にある“警鐘”を投げかける──。
監督:スティーヴ・ジェームズ(『フープ・ドリームス』『スティーヴィー』)/原題:A Compassionate Spy/登場人物:テッド(セオドア)・ホール、ジョーン・ホール/日本版字幕:若林 信乃/字幕監修:新田 宗土(慶應義塾大学/広島大学 SKCM2)/提供:メニーウェル/配給:パンドラ/2022年/イギリス、アメリカ/101分/©︎ Participant Film
イベントの開催概要
| 日 時 | 2026年 1月 20日(火) 19:00〜20:50(開場18:30) |
| 会 場 | 大竹財団会議室 東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル11階 八重洲地下街24番出口・右階段すぐ |
| 交 通 | 京橋駅 日本橋駅 |
| 参加費 | 一般=500円 学生=無料 |
| 対 象 | 一般(どなたでも参加可能です) |
| 定 員 | 24名 要予約 |
| 主 催 | 一般財団法人大竹財団 |

©︎ Participant Film

©︎ Participant Film

