「地球号の危機ニュースレター」537号(2025年6月号)を発行しました。

6月17日(火)「フード・インク ポスト・コロナ」上映会

フード・インク ポスト・コロナ

©2023 Another Perfect Meal, LLC. All Rights Reserved

フード・インク ポスト・コロナ

動員10万人の大ヒットを記録したフード・ドキュメンタリーの続編が登場

アメリカのフード・システムに鋭く切り込み、タブーとされていた食品業界の闇を暴いた『フード・インク』(2009)の続編。グローバル・フードの発達の陰にある巨大食品企業や農業問題の闇を暴きながら、オーガニック・フードの本当の価値を訴えたフード・ドキュメンタリー『フード・インク』。2009年にアメリカで公開されると、約10万人を動員&興行収入は約460万ドルを超え、第82回アカデミー賞🄬長編ドキュメンタリー賞にノミネートされるなど大ヒットを記録。日本では2011年に公開され、ロングランヒットとなった。

続編となる『フード・インク ポスト・コロナ』は、新型コロナウイルスの世界的流行後に浮き彫りになった、アメリカのフード・システムの脆弱性を暴き出す。パンデミック後、巨大食品企業の市場独占がより一層進み、個人農家の衰退と貧富の格差が大きく広がった実態や、“超加工食品”による健康被害や子どもの糖尿病の増加、さらには巨大企業による奴隷のような移民労働者の搾取など、今話題の米大統領選挙の争点となっている移民問題、社会的格差を「食」の観点から浮き彫りにしていく。一方で、解決策を求め、持続可能な未来を作り出そうと奮闘する農家や活動家、政治家たちの前向きな姿も映し出される。これはアメリカに限った話ではない。日本でも起こっていることである。自分の食が自身を変える。私たちが学ぶべき食の知識や、明日を生きるヒントが満載のフード・ドキュメンタリーが再び誕生した。

提供:パーティシパント&リバーロード/製作・監督:ロバート・ケナー、メリッサ・ロブレド/音楽プロデューサー:ブルース・ローレン、マリー・ミカス/音楽:マーク・アドラー/編集:レオナルド・ファインスタイン、ライアン・ロフラー/撮影:ジェイ・レドモンド 共同製作:リズ・シア/製作総指揮:キム・ロス、クリスタ・ワークマン、ジェフ・スコール、ダイアン・ワイヤーマン/製作:エリック・シュローサー、マイケル・ポーラン/出演:マイケル・ポーラン、ゲラルド・レイエス・チャベス、エリック・シュローサー、トニー・トンプソン、サラ・ロイド、ジョン・テスター、コリー・ブッカー、ドナルド・トランプ(アーカイブ)/2023年/アメリカ/94分/1.85:1/英語/原題:FOOD,INC.2/カラー/5.1ch/字幕:福原 龍一/配給:アンプラグド/©2023 Another Perfect Meal, LLC. All Rights Reserved

参考 映画『フード・インク ポスト・コロナ』公式ホームページ


イベントの開催概要

 日 時 2025 617(火)
19:00〜20:35(開場18:30)
会 場 大竹財団会議室
東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル11階
八重洲地下街24番出口・右階段すぐ
交 通 JR東日本 東京駅 八重洲中央口徒歩4分
京橋駅 銀座線京橋駅 G10 7出口徒歩3分
日本橋駅 東西線日本橋駅 T10銀座線日本橋駅 G11 B3出口徒歩4分
参加費 一般=500円
学生=無料
対 象 一般(どなたでも参加可能です)
定 員 22名 要予約
主 催 一般財団法人大竹財団


フード・インク ポスト・コロナ

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フード・インク ポスト・コロナ

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上映会後の感想

大竹財団
満足度の平均:  
 7 レビュー
 by 牛たろう

《映画の感想》


ぼく牛たろうです。経済動物って言われています。家畜っていつの時代?家がついているけど今は、、、、。 映画のように企業が、、、、そうウシシって喜んでいるのは一部の人、僕たちは病気になると一応獣医さんが診てくれるけど、豚さんたちは廃棄、ニワトリさんは、そう大量に、、。


 


《もっとも印象に残ったシーン》


乳牛さんたちのうらやましい姿、ぼくは肉牛だから、20か月ほどしか、でも豚さんは180日、ニワトリ(ブロイラー)さんは、60日しか生きられない。モー嫌だ。

 by 赤翡翠

《映画の感想》


環境破壊・種・農業・食糧などの問題提起に触れる度に切なくなります。目をつぶり耳をふさいでいた方が楽でしょうがそれでは後の代に申し訳ない。我慢してそれらに対する知見を重ねゆき、どうすればよいのかを考えて行かねばならないと戒めています。希望はあまり持てないと思っていますが、あきらめない映画の登場諸氏には頭が下がります。


 


《もっとも印象に残ったシーン》


フロリダにおける現代の奴隷労働、ファストフード店従業員の常勤で懸命に働いても暮らしてゆけない賃金の現実。

 by ネコ

《映画の感想》


第一作目の衝撃が記憶にあり、続編ということで興味深く観ましたが、前作の警鐘が見事にスルーされたみたいな現状に暗澹たる思いです。アメリカの食品業界は、ますます寡占化が昂進し、移民の奴隷化も解消には遠い道のり(多少改善の兆候はあるみたいだけど)。そんな中、トランプが移民をどんどん排除していき、一気に機械化・工業化して、ついには超加工食品に行きつくのでしょうか。しかしまあ、今は、食べられてしまう動物の不幸で不健全な表情をみることができますが、人工培養になればそれもわからなくなるんでしょうね。


 


《もっとも印象に残ったシーン》


アメリカの個人農家の方が120ヘクタールでは、家族が養えないという証言。日本の農家は、どうやって食っているんだ!という衝撃の数字だと思います。日本の政治家は、農地の集約化・集約化とお題目のように言いますが、結局集約化しても現場がたいへんな目にあうだけだとよくわかります。

 by ハル

《映画の感想》


大企業が大きな利益を得るための仕組みがよくわかる映画だった。食の世界だけでなく、他の業界にも多くいえることだと思う。ただ、それに対抗する人々もあり、応援していきたいと思った。日本ではどうだろうか。概ね大企業方が占めており、消費者が選択していく必要があると感じている。


 


《もっとも印象に残ったシーン》


実写の写真からのアニメーション的映像への変化が面白い。小さな生産者が持続可能な農漁業の可能性を教えてくれる農地での作業や海での養殖の現場がよかった。

 by LapiS

《映画の感想》


奴隷制度は現代でも続いているのですね。日本だって労働運動が萎んでしまったから同様に搾取されているんだよね。食品業の世界は人類にとって大問題を抱えている。食品がまったく別の材料から作られていく、化学工場で肉(のようなもの)を作り出す → 人類は幸せなのか? フェアトレードいいね! 循環型食料生産スバラシイ!

 by Dong Dong

《映画の感想》


アメリカでの農業生産がこのようになっているとは初めて知りました。日本でも参考にできることがありそうなので考えてみます。

 by Papayasou

《映画の感想》


超加工食品 vs 有機栽培が今の日本。巨大スーパーの姿かも。食を選ぼう。


 


《もっとも印象に残ったシーン》


代替システムは面白い!! ビジネスマンより農業オタク!!

テキストのコピーはできません。