牛久
知られざる不都合な真実
入管収容所における人権侵害の実態
在留資格のない人、更新が認められず国外退去を命じられた外国人を“不法滞在者”として強制的に収容している施設が全国に17カ所ある。その一つが茨城県牛久市にある“東日本入国管理センター”、いわゆる『牛久』だ。この施設内には、紛争などにより出身国に帰れず、難民申請をしている人も多くいる。しかし、彼らの声を施設の外に届ける機会はほとんどない。
本作は、厳しい規制を切り抜け、当事者達の了解を得て、撮影されたものである。トーマス・アッシュ監督は“隠し撮り”という手法で、面会室で訴える彼らの証言を、記録し続けた。命を守るために祖国を後にした者、家族への思いを馳せる者…。「帰れない」現実を抱えた一人一人の実像。
「まるで刑務所のよう」「これが『おもてなし』かよ」、口々に驚きの実情を面会室のアクリル板越しに訴える9人の肉声。長期の強制収容や非人間的な扱いで、精神や肉体を蝕まれ、日本という国への信頼や希望を失ってゆく多くの人々。論議を呼ぶ“隠し撮り”で撮影された本映画だが、ここに記録された証言と現実は、果たして無視できるものだろうか。
監督・撮影・編集:トーマス・アッシュ/配給:太秦/2021年/87分/© Thomas Ash 2021
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イベントの開催概要
日 時 | 2023年 5月16日(火) 19:00〜20:30(開場18:30) |
会 場 | 大竹財団会議室 東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル11階 八重洲地下街24番出口・右階段すぐ |
交 通 | 東京駅 八重洲中央口徒歩4分 京橋駅 7出口徒歩3分 日本橋駅 B3出口徒歩4分 |
参加費 | 一般=500円 学生=無料 |
対 象 | 一般(どなたでも参加可能です) |
定 員 | 22名 要予約 |
主 催 | 一般財団法人大竹財団 |
チラシ | 20230516flyer |