講演『2040年問題を乗り越えることができるか 〜医療を中心に考えてみよう』
これまで社会保障の中心課題は2025年問題でした。団塊の世代が後期高齢者になる2025年を目途に年金などの財源をいかにして確保するかという問題です。しかし最近、2040年にはさらに難しい問題が待ち構えていることが見えてきました。
2040年には団塊ジュニアが65歳以上となり、2042年には高齢者数がピークに達します。その一方、少子化にともない就業人口は現在より1000万人近く減少します。団塊ジュニアは就職氷河期などの影響で経済的に脆弱であるうえに、人手不足が重なり、医療や介護のサービスを受けられない人が増大する恐れがあります。これらの人手不足は財源以上に深刻な問題です。
2040年問題にどう対応していくのか。医療問題を中心に、課題の特性、政府の対応、望まれる対応策などを一緒に考えてみたいと思います。
【土田武史さんプロフィール】
早稲田大学名誉教授、医療経済研究・社会保険福祉協会理事、元中医協会長。主に日独の医療保険制度を研究、編著書として『ドイツ医療保険制度の成立』、『社会保障改革―日本とドイツの挑戦』、『日独社会保険改革の回顧と展望』、『社会保障論』等。
イベントの開催概要
日 時 2019年 11月21日(木) 19:00〜21:00(開場18:30)
会 場 大竹財団会議室(東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル11階)
交 通 JR東京駅八重洲中央口徒歩4分(八重洲地下街24番出口すぐ)
東京メトロ京橋駅7出口徒歩3分
東京メトロ日本橋駅B3出口徒歩4分
講 師 土田武史さん(早稲田大学名誉教授)
参加費 一般=500円/ 学生、大竹財団会員=無料
対 象 一般(どなたでも参加可能です)
定 員 30名(要予約)
主 催 一般財団法人大竹財団
チラシ 20191121flyer