燃えあがる女性記者たち
インドの被差別カーストの女性たちが立ち上げた新聞社「カバル・ラハリヤ」
偏見や暴力に怯むことなく、独自のニュースを伝え続ける彼女たちの姿を追う
インド北部のウッタル・プラデーシュ州で、アウトカーストとして差別を受けるダリトの女性たちが立ち上げた新聞社「カバル・ラハリヤ」。
独立した草の根メディアとして、大手メディアが注目しない農村の生活や開発など地方自治の問題を報道し続けてきた「カバル・ラハリヤ」は、紙媒体からSNSとYouTubeの発信を主とするデジタルメディアとして新しい挑戦を始める。ペンをスマートフォンに持ちかえた彼女たちは、貧困と階層、そしてジェンダーという多重の差別や偏見、さらには命の危険すらある暴力的な状況のなか、怯まず粘り強く小さな声を取材していく。
知識も経験も豊富な「カバル・ラハリヤ」主任記者のミーラは、ニュースのデジタル化に戸惑う仲間を励ましながらも、自身の子育てと夫の無理解に苦慮している。有望記者のスニータは、意欲も能力の十分だが、家族と世間からの結婚の圧力に疲弊し、新人のシャームカリは、自分の取材力に自信が持てなくなっていた。それぞれの悩みを抱えながらも徐々に記者としての取材方法を獲得していったミーラたちは、次々と生活の問題の先にある反社会勢力の存在や警察の怠慢などをあきらかにしていく。やがて、彼女たちの発信するニュースは、インド各地へと波紋のような広がりを見せるのだった――。
原題:Writing With Fire/監督、編集、製作:リントゥ・トーマス&スシュミト・ゴーシュ/撮影:スシュミト・ゴーシュ、カラン・タプリヤール/共同プロデューサー:ジョン・ウェブスター、トーネ・グロットヨルド=グレンネ/共同エグゼクティブ・プロデューサー:アヌリマ・バルガヴァ/エグゼクティブ・プロデューサー:パティ・クイリン、ヘイリー・エイドルマン/日本語字幕:福永 詩乃/宣伝:contrail/配給:きろくびと/2021年/インド/93分/© BLACK TICKET FILMS
【新型コロナウイルス感染防止対策とお願い】
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個々人の判断にお任せして自由とさせていただきます。 - 引き続き会場内が密閉空間にならないよう常時換気をおこない、
座席も減らしたまま間隔をあけて開催します。 - 状況により開催中止となる場合もございます。大竹財団ホームページをご確認ください。
イベントの開催概要
日 時 | 2024年 3月19日(火) 19:00〜20:35(開場18:30) |
会 場 | 大竹財団会議室 東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル11階 八重洲地下街24番出口・右階段すぐ |
交 通 | 東京駅 八重洲中央口徒歩4分 京橋駅 7出口徒歩3分 日本橋駅 B3出口徒歩4分 |
参加費 | 一般=500円 学生=無料 |
対 象 | 一般(どなたでも参加可能です) |
定 員 | 22名 要予約 |
主 催 | 一般財団法人大竹財団 |
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