丸木位里 丸木俊 沖縄戦の図 全14部
広島・長崎の核爆発の凄絶さを《原爆の図》15部に描きつづけた丸木位里・丸木俊が、晩年に取組んだのが地上戦を体験した沖縄戦だった。
「沖縄はどう考えても今度の戦争で一番大変なことがおこっとる。原爆をかき、南京大虐殺をかき、アウシュビッツをかいたが、沖縄を描くことが一番戦争を描いたことになる」(丸木 位里)
「戦争というものを、簡単に考えてはいけないのです。一番大事なことがかくされて来た、このことを知り深く掘り下げて考えなければなりません」(丸木 俊)
1982~87年、丸木夫妻は沖縄に通い続け、地上戦の「現場」に立ちながら沖縄戦を連作14部に描いた。ふたりは、沖縄島や近隣諸島をめぐり、体験者の話に全身全霊を傾け、沖縄に関連する160冊以上の本を読み、研究者を訪ねた。戦後78年、いまなお癒えることのない戦争の心の傷から絞り出すように語られた証言に〈かたち〉を与えていった。
このドキュメンタリーは、全14部をすべて紹介する初めての試みである。地上戦を生き延びた沖縄の人びとの切実な「命どぅ宝(命こそ宝)」に共感共苦した、丸木夫妻の「人間といのち」への深い鎮魂と洞察の軌跡をたどる物語である。
監督・撮影:河邑厚徳/ナレーション:ジョン・カビラ、山根基世/出演:新垣成世、平仲稚菜、石川文洋、島袋由美子、平良修、平良悦美、山城博明、吉川嘉勝、真喜志好一、佐喜眞道夫、丸木ひさ子、本橋成一、岡村幸宣、知花昌一、金城実、山内徳信/音楽監督:尾上政幸/編集:荊尾明子/作曲:川田俊介/助監督:佐喜眞淳/資料リサーチ:上間かな恵/CG制作:中村照雄/配給:海燕社、アルミード/2023年/88分/©2023 佐喜眞美術館、ルミエール・プラス
参考 映画『丸木位里 丸木俊 沖縄戦の図 全14部』ホームページ
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イベントの開催概要
日 時 | 2023年 12月12日(火) 19:00〜20:30(開場18:30) |
会 場 | 大竹財団会議室 東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル11階 八重洲地下街24番出口・右階段すぐ |
交 通 | 東京駅 八重洲中央口徒歩4分 京橋駅 7出口徒歩3分 日本橋駅 B3出口徒歩4分 |
参加費 | 一般=500円 学生=無料 |
対 象 | 一般(どなたでも参加可能です) |
定 員 | 22名 要予約 |
主 催 | 一般財団法人大竹財団 |